モース硬度とは?
天然石・誕生石のモース硬度について
考案したのがドイツの鉱物学者フリードリッヒ・モースだった為、モース硬度と名付けられました。
モース硬度は宝石の硬度を計る基準ですが「2つの異なる鉱石AとBをこすり合わせて、どちらに傷がつくのかを確認する。もしもAに傷がつきBが無傷だとすると、Bの硬度がAよりも高いことになる」。こうしてできあがったものがモース硬度スケールです。
モース硬度スケールは1〜10の数字で硬度を表しており、一番硬度が高いものが10、一番軟らかいものが1となります。数字で表されているので宝石の硬度がどのくらいなのかとても分かりやすく、現在でも広く利用されています。モース硬度の硬さは、割れにくい硬さ(靭性)ではなく「引っかいた時の傷の付きにくさ」を示すものなので、例えばダイヤモンドでもハンマーで叩くと容易に砕けます。