天然石が好きな方なら、きっと経験されたことのある「石との出会い」。
人やモノとの出会いがあるように、石とも運命的な出会いや神秘的な出会いがあるように感じます。
まさに一期一会の言葉がぴったりです。
それは自分が好きな色や形だったり、身に着けた時にビビッとくるものだったり、様々かと思います。
そんな石の中でも、カットが同じであっても、まず頭に浮かぶのは、
石の模様が唯一無二である「ルチルクォーツ(rutilated quartz)」。
クォーツが結晶する過程において、金の細い針状のものが入り込んで
出来上がったルチルクォーツ。
このルチルクォーツに、カボションカットの一つである「シュガーローフ カット」を施し、リングにデザインしました。
シュガーローフとは、ピラミッドのようにトップに頂点があるカットのことです。
砂糖(sugar)と一塊(loaf)を合わせてシュガーローフ(すり鉢山)を意味します。
19世紀終わり頃まで、砂糖の塊のかたちは円錐形であったことからが、カット名の由来になっているそうです。
素敵なルチルに出会えますように・・・
aju